青森 五所川原市
・荘厳な立佞武多(たちねぷた)
青森の象徴『ねぷた』。
県内各地にねぷたはあるのですが、画像は五所川原市の『立佞武多』(たちねぷた)。
電柱・電線が増えて廃れていったものを平成8年、1枚の写真を頼りに復元。
高さ22メートルの壮大なスケールを誇る立佞武多が復活しました。
全部で3基あり、年に1回、新しいねぷたが製作され、登場します。
画像前半(1〜31)は、平成14年製作の『白神』。
白神山地が世界遺産に登録されたことを機に、JR東京駅前の丸ビルで記念展示された際に撮影。
「自然界の怒り」というタイトルがつけられたねぷたで、
利用するだけでなく守っていかなければ、やがて怒りとなって降り注ぐことを表現している。
その後は、五所川原にある記念館『立佞武多の館』(32〜33)に展示されていたもの。
34〜79は平成22年製作の『又鬼』(またぎ)。
白神の山々を守り、またともに生きてきた又鬼の姿を豪快な姿そのままにねぷたとして表現したもの。
80〜116は平成19年製作の『芽吹き心荒(うらさ)ぶる』。
『悪』の芽生えを摘む人間の心の強さをねぷたとして表現したもの。
117〜167は平成21年製作の『夢幻破邪』(むげんはじゃ)。
人の心の中にある邪心を薙ぎ払い、明るい世界を取り戻していく光景をねぷたにしたもの。
できれば五所川原の街の中を進む姿を見たいですが、展示館だとさまざまな角度・高さから
三体のねぷたを見ることができます。