福島 いわき市・【2011年→2015年の被災地】
復興進む小名浜の港
2011年3月11日、東日本大震災が発生。
日本にとって忘れられない日となりました。
鉄道は寸断され、自動車も燃料がなかなか手に入らなかった中、
震災直後のゴールデンウイークに茨城・福島沿岸を
自転車で走り、原発による立ち入り禁止区域の前まで走ってきました。
目的は仕事としてこの地域の農地がどうなっているか見るためでしたが
目の前に広がっていた光景は想像を絶するものでした。
あの日から4年経過した2015年、仕事で再び同じ地を訪れました。
ここに展示したのは、復興へと進む小名浜の工業団地、港、貨物駅、
そして大きな被害を受けた水族館『アクアマリンふくしま』です。
臨海部の道路はきれいに補修され、破壊された線路跡は水族館の駐車場となり、
水族館にはたくさんの観光客が訪れていました。
臨海鉄道の小名浜駅は規模が縮小したものの新たに整備され、
漁港には巨大な商業施設が整備されていました。
震災直後、小名浜の姿は以前とはまったく別の街になっていました。
道路のあちこちに亀裂が入り、アクアマリンふくしま周辺の貨物用線路も破壊。
巨大な台船がこの線路まで打ち上げられ、貨物駅は使用不能でした。
小名浜は大きな街なので、比較的復興が進んでいるように見えますが、
以前住んでいた人が安心してこの地に戻ってくれるのかは
これからの発展しだいでしょう。
臨海工業団地(2015年)
アクアマリンふくしま(2015年)
いわき・ら・ら・ミュウ(2015年)
小名浜漁港(2015年)
福島臨海鉄道小名浜駅(2015年)
臨海工業団地(2011年)
アクアマリンふくしま周辺(2011年)
小名浜漁港(2011年)
福島臨海鉄道小名浜駅(2011年)