静岡 川根本町・唯一のアプト式鉄道、
大井川鉄道井川線
東海道本線の金谷駅から大井川沿いを走る大井川鉄道は
ＳＬに昔ながらの客車を連結して走るＳＬ急行が有名ですが、
もうひとつ知られているのが、
国内唯一のアプト式区間があることでしょう。
アプト式鉄道は急な坂道を登っていく鉄道に使われる技術で、
線路にはラックレールと呼ばれる歯車がかみあう歯がついたレール、
専用の機関車にはそのラックレールにかみ合う歯車を取り付けて、
それがかみ合うことで普通の列車では走れない急勾配を走れるようにした鉄道です。
日本では、静岡県を走る大井川鉄道の
アプトいちしろ〜長島ダムの一駅区間だけに使われています。
スイスの登山鉄道などに見られる方式なのですが、日本ではここだけ。
しかもアプト式になったのは近年になってからで、
最新の技術を使った線路と専用の機関車が客車を引っ張って
急な坂道を往復しています。
