鳥取 三朝町・危険な道のり、
三徳山三佛寺の投入堂
鳥取を代表する寺院ですが、その中でも有名なのは投入堂でしょう。
垂直な崖のくぼみにはめ込まれたように立つ三徳山の奥院は
国の国宝であり、三徳山としては国の名勝、史跡となっています。
投入堂は平安時代後期に建てられたという説があるがはっきりしていない。
修験道の開祖、役小角がその法力でもって建物ごと平地から投げ入れたという
伝説が投入堂の名前の由来となっています。
投入堂は修行場であり、本堂脇の登山事務所で受け付けをする必要がありますが、
その登山道は大変険しく、滑落事故も数多く発生している場所です。
登山靴以外の人は受付で草鞋(ワラジ)に履き替えることになります。
また、天候が悪かったり、一人での単独登山も通常は禁止されています。
私は一人で訪れたので、親切な若夫婦と一緒に行動させてもらいました。
私が訪れた時も1週間前に滑落による死亡事故が起きたばかりであり、
鳥取を代表する名所ですが、軽い気持ちで訪れるのは大変危険です。
鎖をつかんで上るクサリ坂をはじめ、ほとんどが崖をよじ登る道です。
そのかわり、途中の文殊堂・地蔵堂の縁側から見る風景は絶景です。
しかし、柵も何もなく、崖に張り出すように立っているので
メチャクチャ怖い場所でもあります。
そして、そのさらに奥に入ったところに投入堂があります。
まさに崖に張り付いたように立つお堂です。
往復に要した時間は2時間弱でした。