山形 鶴岡市・田麦俣集落の
かやぶき屋根
庄内の山の中、鶴岡市の旧・朝日村田麦俣は三層構造の多層民家の里。
鶴岡市街にある致道博物館でも、多層民家(旧渋谷家住宅)が移築され、
重要文化財となっていますが、本家本元はこちらといっていいでしょう。
この多層民家(遠藤家)は江戸時代後期の文化文政年間に
建てられたものと推定されているようです、もちろん現役の民家。
平らな土地がなく、狭いうえに豪雪地帯の真ん中ということもあって、
建物の増築が困難だったために生活空間と作業・養蚕のための部屋が
一つの建物の中にまとめられて、多層の形になったといわれています。
画像はそんな田麦俣集落の風景を季節ごとに撮影したものです。
といっても、雪に埋まった写真は正確に言えば春なのですが。
真冬は土地のものでない人がくるにはちょっと大変な地区なのです。