山梨の風景画像展示室
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山梨 大月市・甲斐の奇橋、猿橋
中央高速道路の渋滞情報で、渋滞の先頭になる名所として
たびたび名前が挙がる『猿橋バス停』。
その猿橋は、かつて甲州街道に架かる重要な橋のひとつでした。
いまでは近代的な新猿橋がその役目を担っていますが、
猿橋は現存する唯一の刎橋として国の名勝にも指定されています。
刎橋とは、つり橋とならんで急峻な渓谷等に用いられた橋のひとつで、
岸の岩盤に穴を開けて刎ね木を斜めに差込み、中空に突き出させ、
その上にさらに刎ね木を突き出し、下の刎ね木に支えさせる。
下の刎ね木が支えている分、上の刎ね木は下のものより少しだけ長く出す。
これを繰り返すことで両岸からせり出すように橋を支える基礎ができるので、
最後に両岸の刎ね木を渡して橋としている構造を指すそうです。
猿橋は重ねた刎ね木を雨から守るためにひとつひとつに屋根がついていて、
それが積み重なっているために珍しい形の橋として知られるようになりました。


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